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華やかで楽しい時間を演出する、テーマパークの華
テーマパークのショーやパレードで、キャラクターに扮したり華やかな衣装を身にまとったりしてダンスパフォーマンスを披露し、観客を楽しませるのがテーマパークダンサーの仕事です。テーマパークではさまざまなタイプのショーがあるため、それぞれのショーに合わせた多彩なジャンルのダンス表現やサービスが求められます。また、ダンスだけでなく時には進行役(MC)を担うこともあり、声や表情、しぐさで表現する技術も必要とされます。
テーマパークダンサーは土日祝日を含む週3~5日程度出勤し、パーク内で行われるショーに一日に数回出演するのが一般的です。扮するキャラクターによっては重い衣装を身につける必要があり、屋外で行われることが多いショーは、夏は暑く冬は寒い過酷な世界です。それでも、夢の世界を創り上げるテーマパークダンサーに憧れる人は多く、人気の高い職業となっています。
テーマパークダンサーの雇用形態は、主に運営会社の契約社員・契約アルバイトです。ショーの内容の変更などのタイミングに合わせて、1年契約やシーズンごとに数か月間のスポット契約などがあります。契約を継続する場合は再度オーディションを受けることになるのが一般的です。
テーマパークダンサーの収入は、拘束時間やダンサー本人のスキルによってさまざまで、日給、時給、ステージ単価などで計算されます。日給なら約6000~10000円、ステージ単価ではトップレベルのキャストで1ステージ約30000円が相場のようです。過酷な仕事である割にそれほど収入が高くない職種といえます。
また、ダンサーは身体が資本なので、自己管理が非常に大切です。ケガなどで踊れなくなった場合は、そのぶんの収入が保証されないこともあります。
現在、日本国内には大小合わせて約100のテーマパークがあるといわれていますが、欠員が出たり新しいショーを始めたりするときにしかテーマパークダンサーの募集がないため、募集の際には応募が殺到します。一方でテーマパークダンサーを目指す人は多く、非常に狭き門となっています。
テーマパークダンサーになるためには、各テーマパークが行うオーディションに合格する必要があります。定期採用を行うテーマパークは少なく、新規のダンサーが必要になるとその都度ホームページやオーディション雑誌でダンサー募集が告知されます。
最近はテーマパークダンサーに必要なテクニックや表現力を学べる専門学校も増えており、そのような学校で知識・スキルを磨き、オーディション情報を取得するのも方法の一つです。
また、テーマパークダンサーは生涯続けるのは難しい仕事です。年齢とともに体力的に厳しくなるだけでなく、ライフイベントによってキャリアが途切れてしまうこともあります。一方で、難関のオーディションをくぐり抜けてテーマパークダンサーとして活躍した経歴を活かし、スクールの講師や振り付け師としてセカンドキャリアを築く人もいます。