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ミュージカルダンサー

どんな仕事なの?

多彩なダンスでミュージカルの舞台を盛り上げる

ミュージカルダンサーは、ダンスや歌、せりふで役を演じるミュージカルのメインキャストの後ろでダンスパフォーマンスを行う仕事です。
ストリートダンスやジャズダンス、バレエ、民族舞踊など、舞台の演目に合わせてジャンルが変わるため、ミュージカルダンサーにはさまざまなダンスを踊る技術が求められます。また、ダンスのほかに歌唱力や演技力があると活躍の場がさらに広がります。
基本的にオーディションに合格して公演ごとに契約を結ぶという働き方で、収入が不安定になりやすいので、ダンス教室の講師やバックダンサーなどと兼業する人も多くいます。

現状と将来性

ミュージカルダンサーの報酬は、基本的に1ステージあたりの金額×ステージ数で算出されます。そのため、1ステージの金額が上がれば報酬も高くなります。ただし、本番の前に1〜2ヶ月ほど行われるリハーサル期間は報酬が発生しないことがほとんどです。
また、リハーサル期間を含めて3ヶ月〜半年ほどの間は徹底した自己管理が求められます。万が一ケガなどで出演できなくなると、その間の仕事がなくなる上、公演にも大きな影響を与えることになります。
最近の日本のミュージカル界は、2.5次元ミュージカルの出現などにより盛り上がりを見せています。コロナ禍で一時減ったものの、国内で上演されるミュージカルは増加傾向にあり、ミュージカルダンサーの需要は今後も増えることが予想されます。一方で、ミュージカルダンサーを目指す人は需要よりもはるかに多く、ミュージカルダンサーとして生活していける人はひと握りという厳しい世界です。

この職業につくためには

ミュージカルダンサーになるために必要な学歴や資格はありませんが、ダンスなどのスキルを磨き、オーディションに合格しなければなりません。ミュージカルを上演する劇団に所属する方法もありますが、劇団内でもオーディションがある場合がほとんどです。また、商業的な要素が少ない小規模の劇団では十分な報酬や待遇がなく、チケットの販売ノルマなど逆に持ち出しになるケースもあります。
ダンスや歌、芝居が未経験の状態からミュージカルダンサーをめざす場合は、養成スクールに通うのが一般的です。ただし、養成スクールは学費が高額なところもあり、ダンス・歌・芝居で個別にレッスンを受けたほうが費用を抑えられることもあります。
養成スクールなどを卒業、あるいはすでにダンサーとして活動している人は、事務所に所属するとミュージカルのオーディション情報を得やすいでしょう。ただし、事務所に所属すると報酬から10〜40%程度のマージンが差し引かれるため、あえてフリーランスのダンサーとして一般公募のオーディションのみを受けて活動しているミュージカルダンサーもいます。