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指輪から時計まで、あらゆる宝飾品をデザインする
ジュエリーデザイナーは、宝石や貴金属、その他の素材を組み合わせて指輪やブローチ、イヤリング、時計などさまざまな宝飾品をデザインします。市場での流行や客のニーズに合わせてジュエリーをデザインするだけでなく、素材選びからジュエリー製作まで一貫して手がけるデザイナーもいます。
ジュエリーデザイナーの活躍の場は、主にジュエリーメーカーや宝石加工会社です。日本国内では、特に山梨県が宝石の研磨加工や貴金属加工、国内外への流通などジュエリー関連産業の集積地として有名で、ジュエリーの関連業者が1,000社以上あるともいわれます。
雇用形態は、正社員のほか派遣社員、アルバイト・パートなどさまざまです。また、個人で受注製作や委託販売を手がけるフリーランスのデザイナーもいます。
宝飾品は、景気の変動や社会情勢によって売り上げが左右されやすいものです。近年、日本では服飾品に消費される金額が下がる傾向にあり、高価な宝飾品よりも安価で普段使いに適したアクセサリーのニーズが今後も拡大していくと考えられます。ジュエリーデザイナーには、こうした市場の動向に合わせたデザインスキルが求められるでしょう。
ジュエリーデザイナーの勤務先は、大手のジュエリーメーカーから小規模のメーカーやデザイン会社までさまざまです。特に規模の小さな会社では、仕事量が安定していないなどの理由から基本給がやや低めに設定されていたり、福利厚生が最小限だったりすることもあります。
ジュエリーデザイナーになるために必要な資格はありません。大学や短大の美術・デザイン系学科、ジュエリー専門学校などでデザインや宝石・貴金属の素材について専門的に勉強し、ジュエリーメーカーやジュエリーショップなどにデザイナー職として就職するのが一般的なルートです。入社してから数年は、先輩デザイナーの下でアシスタントとして働きながら経験を積んでいきます。
その後、独立してフリーランスとして活躍する人や、自身のブランドを立ち上げる人もいます。
関連資格としては、ジュエリーコーディネーター、貴金属装身具製作技能士、GG(グラジュエイトジェモロジスト)などがあります。