職業を調べる
毎日の世話からショーの舞台まで、動物と共に感動を創り出す
動物調教師は、動物園や水族館などで動物を訓練し、世話や健康管理も担う仕事です。
エサやり、排泄物の掃除、健康チェックなど毎日の世話が基本的な業務で、ショー出演、競技会出場、盲導犬や警察犬の育成など、目的に合わせて適切な調教を行います。動物ショーの場合は、大道具の用意や接客を担当することもあります。
動物調教師は動物園、水族館、テーマパーク、サーカス、牧場などさまざまな場所で活躍しています。競走馬、イルカ、犬(盲導犬・警察犬)など、調教の対象となる動物の種類も幅広く、それぞれ異なる専門性と手法が求められます。
動物調教師の勤務時間は業種や職場によって異なります。生き物を相手にしているため宿直が発生することが多く、早朝や夜間、休日出勤もあって勤務は不規則になりがちです。体力が必要であることに加え、柔軟な対応が求められる仕事でもあります。
待遇面では、一般的に安定した収入が得られにくく初任給は低めですが、専門性や経験を積むことで報酬アップが期待できます。
動物のショーは、動物愛護の観点から世界的に減少傾向にあります。日本でも2019年の「動物の愛護及び管理に関する法律」の改正で、動物を扱う業者などが守るべきルールが厳格化され、将来的には同様の流れが強まっていく可能性があります。
一方で、盲導犬や警察犬などの調教師の需要は今後さらに高まっていくと考えられます。
動物調教師になるには、大学や専門学校で動物に関する知識を学び、動物園や水族館、テーマパーク、サーカスなどの求人に応募して就職するルートが一般的です。就職後は経験を積みながら知識や技術を深めていきます。
動物調教師になるために必要な国家資格はありません。馬の調教師を目指す場合は、中央競馬であれば日本中央競馬会(JRA)の調教師免許試験に合格する必要があります。