職業を調べる
省庁、裁判所、国会図書館など、国の機関で働く公務員
国家公務員とは国の行政機関などに所属し、国民全体に関わる仕事に携わる公務員です。各省庁、衆議院や参議院、裁判所などさまざまな機関で働いています。国家公務員に求められるのは、国民の税金からなる国家予算を有効に運用し、国民が暮らしやすい社会を実現することです。
一般職公務員と特別職公務員に分かれており、自衛官や裁判所職員などの特別職公務員はそれぞれの機関が採用試験を実施しますが、一般職公務員については人事院が実施する国家公務員採用試験に合格することが必須となります。また同じ機関で働く公務員でも、全国に転勤がある総合職と基本的に異動が少ない一般職では試験内容が異なります。こうした採用に関することを含め、国家公務員の給与や勤務時間、人事などに関するルールは法律で細かく定められています。
国家公務員の勤務時間は基本的に1日7時間45分です。しかしながら、予算編成期や国会会期中は夜遅くまで仕事が続くこともあります。特に総合職で採用された場合には、かなりの激務となることもあるようです。
一方で、最近は働き方にもさまざまな改革が起きています。セクシュアル・ハラスメント、パワー・ハラスメントをはじめとした職場での嫌がらせの防止や、女性の活躍推進などです。実際に、ここ数年で総合職における女性の採用率や管理職の割合は向上しています。
国家公務員の給料は、民間企業の平均に比べて高めです。勤続年数や昇進によって確実に昇給するよう法律で定められており、安定した収入が得られることから人気の高い職業となっています。
国家公務員として働くには公務員試験に合格し、官庁訪問を経て内定をもらう必要があります。試験の区分は学歴によっても異なり、年齢制限が設けられているため、自分が受験できる試験を確認することが重要です。
また、国家公務員試験は非常に難度が高いことで有名です。大学などに通いながら、国家公務員試験に特化した専門のスクールで試験勉強をする人も珍しくありません。特に総合職はいわゆる「キャリア官僚」への道でもあり、かなりの難関といえます。