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地方公務員

どんな仕事なの?

地域の人々の安全で豊かな暮らしを守る仕事

地方公務員は、都道府県や市区町村といった地方自治体に勤務し、住民のために地域に密着した行政サービスを担う公務員です。公務員全体の80%以上を占め、県庁や市役所の職員だけでなく、公立学校の教員や警察官、消防官、知事や市町村長、地方議会の議員も地方公務員に含まれます。
国家公務員と違い自治体ごとに採用されるので、採用後に自治体をまたいだ異動はありません。また、国家公務員のように機関ごとの採用ではなく、各自治体の職員として採用され、2~3年周期でさまざまな部署を異動しながら幅広い業務に携わります。

現状と将来性

少子高齢化や人口減少により地方公務員の業務が多様化・複雑化しつつある一方、全体の職員数はあまり増えていません。しかし、不況時には民間企業よりも安定した収入が期待でき、一度就職すれば職を失う可能性が低い公務員は根強い人気があります。AIの導入で単純作業は減少する傾向にありますが、高度な対応力が求められる業務は増加しています。
近年、国が主導する「働き方改革」によって公務員の働く現場も改善が進んでいます。休暇を取得しやすい職場作りの推進など、ワークライフバランスを実現しやすい環境に向けて持続的な取り組みが行われています。

この職業につくためには

地方公務員になるためには、各自治体で独自に行われる地方公務員試験に合格し、採用される必要があります。試験は将来の役割や昇進によって「上級」「中級」「初級」などに分けられています。それぞれ年齢制限が設けられている場合があるので、受験する際は確認が必要です。将来、幹部候補生として昇格を目指していきたい場合は、大学に進学して上級試験にチャレンジするのが一般的です。地方公務員の人気は非常に高く、地域によって差はあるものの倍率も高いため、公務員試験対策のために専門のスクールに通う人も多いようです。
合格者は試験区分によって採用候補者名簿に成績順に登載されます。最終的には就職の意向を本人に確認して採用内定となりますが、多くの自治体では辞退者がいることを想定して、実際の採用予定よりも多く合格を出しているため、試験の成績が下位の場合は採用されない可能性もあります。