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絵画や音楽、彫刻などの作品を創造する表現者
芸術家は、絵画や彫刻、陶芸、映像、インスタレーションなど多様な素材や表現方法で創作に取り組みます。自分の感性や思考、価値観を作品に表現し、ギャラリーや美術館などで展示・発信することで芸術的な評価や金銭的な対価を得ます。
活動スタイルは個人制作からチーム制作、国内外での発表など多様で、ほとんどがフリーランスの形態で活動しています。生計を立てるのが難しい職業でもあり、創作を続けるためには才能だけでなく努力や運をつかむことも必要とされます。
芸術は、いつの時代も歴史や政治、社会に対する問いやメッセージを発信し、人々の意識や社会の在り方に少なからず影響を与えてきました。そういった意味では、芸術家は文明や経済を左右することもある重要な職業といえるでしょう。
日本には芸術家と名乗る人が4万人程度といるとされ、その中には彫刻家、画家、工芸美術家などが含まれます。ただし、芸術家として得ている収入や活動の実態は人によって大きく異なると考えられます。
日本のアート市場は世界的にみると規模が小さく、若手芸術家が生活を維持するには難しい面もありますが、近年新たな市場やデジタルプラットフォームの発展により収入源の多様化が期待されています。オンラインギャラリーやマーケットプレイスでの販売、プリント作品の販売やグッズ化など、複数のチャネルで作品を世に送り出す人が増えてきています。
芸術家は、変わりゆく社会において自身の創造性と努力によって未来を切り拓いていく職業といえます。
芸術家を目指す場合、まずは美術大学や芸術系の専門学校に進学して、専門的な技術や知識を身につけることが一般的です。そして、オンラインのギャラリーやマーケットプレイスを活用して自分の作品をネット上で販売したり、個展やコンペに挑戦したりして知名度を上げていきます。初めから作品が売れることはほとんどないため、生活基盤を安定させるためにアルバイトなどをしながら創作活動を続ける人も多くいます。
芸術家は年齢や学歴に制限がなく、いつでも創作活動を始められる一方で、自分の個性を大切にしながら独自の世界を作り上げる努力が求められます。