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クルマを安全に走らせるための「自動車のお医者さん」
自動車整備士は、ガソリン車やディーゼル車、ハイブリッド車、電気自動車などさまざまな種類の車の定期点検や保守、修理作業などをおこなう仕事です。車検、故障の診断・修理や整備を担当し、車のトラブルを未然に防ぐ役割を担います。自動車整備士の資格は業務独占資格で、資格を持つ人だけが特定の整備作業に携わることができます。
自動車整備士の仕事は、夏は暑く冬は寒い整備工場内での素手での作業、繁忙期の長時間にわたる残業など過酷な部分もあります。
自動車整備士の活躍場所は、整備工場やディーラー、カー用品店、ガソリンスタンドなどです。レーシングチームに所属し、レーシングカーを最適な状態に整備して勝利に貢献する「メカニック」として活躍する自動車整備士もいます。
自動車整備士は高齢化が進んでおり、人材不足が深刻化しています。その大きな原因は少子化や若者の車離れだといわれています。
こうした状況を受け、国土交通省は自動車整備要員の人材確保・育成のための取り組みを実施しており、年収の上昇や働く環境の改善などが進んできています。最近は整備業務のコンピューター化などが進み、女性整備士も徐々に増えてきています。
また近年、電気自動車や水素自動車などの次世代カーをはじめ、無人運転自動車や空飛ぶ自動車までもが登場して自動車産業は盛り上がりを見せています。今後は、次世代カーに対応できる能力も身につけた自動車整備士が求められるようになっていくでしょう。
自動車整備士になるには国家資格を取得する必要があります。自動車整備士の資格には、3級・2級・1級と特殊整備士があり、それぞれの資格に複数の技能検定が紐付いています。特に、2級自動車整備士は自動車整備の幅広い業務を担えるため、現役の自動車整備士の多くが保有している資格です。
自動車整備士の資格取得のためには、自動車整備士を育成する専門学校などに通うのが一般的です。専門学校であれば、3級をスキップして2級以上を目指すことが可能で、自動車整備士資格試験の実技試験が免除されます。
さらに、1級自動車整備士、特殊整備士を取得することでキャリアアップを目指すこともできます。