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航空整備士

どんな仕事なの?

航空機の安全運航を支える整備・点検・修理のスペシャリスト

航空整備士は、飛行機やヘリコプターの機体、エンジンなどを点検・保守する仕事です。整備業務の範囲はとても広く、エンジンや機体周辺、コックピット内の電子機器のほか、機内のシートやドリンクサービスに使うコーヒーメーカーまで、航空機に備わっている全てのものが対象となります。エンジンや装備品の整備にはそれぞれ特化したスキルが必要で、各分野の整備に専門的に携わる整備士もいます。また、必要に応じて航空機メーカーに改善を提案する場合もあります。
航空整備士の活躍の場は、主に航空会社や航空機整備会社、飛行機を所有する民間会社などです。近年、ドクターヘリや防災ヘリなどヘリコプターの活用範囲が広がっており、ヘリコプター専門の整備士も活躍しています。また、航空機を保有・運用している警察、消防、海上保安庁や自衛隊で働く航空整備士もいます。

現状と将来性

航空機が運航していない間に点検・整備する必要があるため、勤務は24時間のシフト制が一般的です。土日出勤もあり、休みは交替でとります。その分、給与には深夜作業や休日作業などの手当てが加算されます。
また、航空機の整備マニュアルは英語で書かれているため英語読解力は必須です。国外から飛来する航空機の整備・点検・修理を行うこともあるため、英会話力も必要でしょう。
最近はLCCの増加などに伴って整備する機体数が増え、また航空整備士の多くを占める50歳代の人が定年を控えていることもあり、航空整備士は不足しています。かつては男性の仕事というイメージが強かった航空整備士ですが、最近は女性の航空整備士も増えてきており、さらなる活躍が期待されています。

この職業につくためには

航空整備士になるためには国家資格の取得が必要です。航空整備士資格には複数の種類があり、取得した資格によって従事できる業務の範囲が異なります。例えば、「一等航空整備士」は航空会社などで使用される大型機の整備が、「二等航空整備士」は小型機の整備ができます。
資格取得の最短ルートは、高校卒業後に航空専門学校へ進学する方法です。国土交通大臣指定の航空従事者養成施設では、在学中に二等航空整備士や二等航空運航整備士の資格が取得できます。
また、一等航空整備士は4年以上の実務経験が必要なため、働きながら取得してキャリアアップを目指すこともできます。