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人々の健康に関わる「食」と「栄養」の専門家
栄養士は、栄養に関する知識を活かし、献立作成や栄養の計算、食事指導に加え、時には調理師と協力しながら調理業務に加わります。
学校では食べやすく栄養バランスのよい給食メニューを作成し、専門的な栄養指導も行います。保健所で栄養相談に対応し、健康な食生活へのアドバイザーとしての役割を果たすこともあります。また、スポーツの現場や美容業界、食品関連会社で活躍する栄養士もいます。
食べ物に関する正しい情報を広く伝え、多くの人の健康に関わることができるやりがいのある仕事です。
人々の健康意識の高まりや高齢化社会の到来により、栄養士の活躍のフィールドは広がっています。それに伴い、各現場で栄養士が担う役割やかけられる期待もより大きなものになっています。どんなフィールドで働くかによってニーズや労働環境が異なるため、自分の希望に合った仕事や働き方を見極める必要があります。
また最近は、スマートフォンで栄養計算ができるアプリが登場するなど、デジタルデバイスやAIの発展によって一般の人でも手軽に栄養計算ができるようになりました。しかし、実際の食生活は個人の生活パターンや性格、その時の体調や心の状態によっても異なります。そういった違いにこまやかに対応できる栄養士が、今後ますます必要とされるでしょう。
栄養士の免許は、大学や短大、専門学校など栄養士養成施設を卒業すると取得できます。栄養士養成施設はいずれも昼間に通う学校のみで、夜間や通信教育の施設はありません。養成施設ごとに独自のカリキュラムを設けており、強みや特色もさまざまなので、将来どんな分野で活躍したいのか、自分の目標に合わせて学校を選ぶことが大切です。
また、栄養士よりも専門性の高い「管理栄養士」を目指す場合は、高校卒業後に4年制大学や専門学校の「管理栄養士養成課程」に進むか、栄養士として実務経験を積んだのちに管理栄養士国家試験を受験する方法があります。ただし、栄養士として実務経験を経て受験した人の合格率は1~2割で、狭き門となっています。