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【53_理容師】
髪もヒゲも整える、身だしなみのプロ
理容師は「床屋」とも呼ばれ、身だしなみを整えるためのヘアカット、パーマ、シャンプー、顔そりなどをする仕事です。美容師との大きな違いはカミソリを使った「シェービング」ができる点で、ヒゲそりや顔そり、眉の手入れなどを通して清潔感を引き出します。美容師がカラーやパーマなどデザイン重視なのに対し、理容師はより実用的で整った印象づくりに強みがあります。
毎日さまざまな人と向き合い、会話をしながらリラックスできる時間を提供するのも大切な役割です。技術と接客の両方で、人の第一印象を支える仕事です。
理容師の多くは地域の理容室など少人数の店舗で働き、お客様と長く関係を築いていくスタイルが一般的です。また近年は高級バーバーやシェービング専門店といった店舗の多様化、福祉の一環としての訪問理容など、活躍の場も広がっています。
厚生労働省の調査によると、理美容師全体の平均月収は約26万円。また、アシスタントの初任給はおおむね17~19万円台と言われています。経験を積むことで収入アップや店長・独立も目指せます。業界全体では高齢化や後継者不足で店舗の減少が続いていますが、それだけ若い世代の活躍が期待されているといえるでしょう。
理容師になるには、国家試験に合格して理容師免許を取得する必要があります。専門学校などで2年間の理容師養成課程を修了するか、3年間の通信課程を修了すると、国家試験を受験できます。試験は筆記と実技があり、カットやシェービングなどの基礎技術と知識が問われます。
免許取得後は理容室に就職し、アシスタントとして経験を積みながら技術を磨いていくのが一般的です。その後はスタイリストとして活躍したり、店長や独立開業を目指したりと、自分の目標に合わせてキャリアを広げていくことができます。