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小学校に上がる前の幼児の教育にあたり、心身の発達を促す
幼稚園教諭の仕事は、満3歳から小学校入学までの幼児の教育です。運動や音楽、工作などを園児に教えるほか、集団生活の中で子どもの心身の成長を促します。入園式、誕生会、運動会など行事の準備で忙しい時期もあり、体力的に厳しい面もありますが、子どもの生き生きとした姿や成長を目の当たりにできる、やりがいのある仕事です。
幼稚園教諭の就職先は、幼稚園または認定こども園です。認定こども園は、保育園(福祉)と幼稚園(教育)の良さをあわせ持つ比較的新しい施設です。多くの認定こども園では、幼稚園教諭だけでなく保育士資格も持っていることが望ましいとされています。
こうした需要を受け、保育士と幼稚園教諭両方の資格を取得できるカリキュラムを組んでいる学校も多くあります。両資格の違いとしては、幼稚園教諭が学校教育法や教育職員免許法に基づいて3歳から小学校就学前の子どもの教育に携わるのに対し、保育士は児童福祉法に基づいて0歳から18歳未満の子どもの保育や養育に携わるという点が挙げられます。
勤務時間は午前8時ごろから午後5時ごろまでが一般的で、おおむね規則正しい生活が送れますが、土日や祝日に行事が行われることもあります。
近年は共働き世帯の増加などに伴って、預かり時間の短い幼稚園よりも保育園の需要が高まりつつあり、幼稚園の数は減少傾向にあります。そのため、延長保育や夏季保育、また英会話や体育、音楽教育など独自のカリキュラムを取り入れ、保護者のニーズに幅広く応えようと努める幼稚園も増えています。
また、最近は認定こども園が増加傾向にあり、幼稚園教諭免許だけでなく保育士資格もあれば、活躍の場はさらに広がっていくでしょう。
幼稚園教諭として仕事をするには、幼稚園教諭免許状が必要です。免許状には一種、二種、専修免許状があり、一種免許状は幼稚園教諭養成課程のある大学、二種免許状は短期大学などを卒業すると取得できます。専修免許状は、幼稚園教諭養成課程のある大学院で修士課程を修了すると取得可能です。また、保育士免許を取得して一定の実務経験がある場合、認定試験に合格することで二種免許状を取得できます。
幼稚園教諭養成課程では、教育心理学や幼児の発達、特別支援教育などの座学だけでなく、ピアノや歌、工作、体育などの実技も学びます。
免許状を取得した後、公立幼稚園への就職を希望する場合は、ほかの公務員採用試験と同じく筆記試験などがあります。