職業を調べる

秘書

どんな仕事なの?

上司の業務をサポートし、日々の予定や事務作業を管理・調整する仕事

秘書の仕事は、主に社長や役員、政治家、弁護士、医師などの業務を事務的な側面からサポートすることです。電話対応、メールの処理、文書作成や文書管理、スケジュール管理、社内外の人との調整、出張の手配など、その業務は多岐にわたります。パソコンスキルなどの事務処理能力に加え、コミュニケーション能力や高度なビジネスマナー、また職場や業界の事情に通じていることも求められる専門的な仕事です。
働き方としては、複数人のチームで上司をサポートするグループ秘書(一般企業に多い)と、上司に1対1でつきサポートする個人秘書(外資系企業や法律事務所などに多い)があります。どちらの形態かによって業務の範囲が異なります。

現状と将来性

秘書は常に上司のそばにつき働くというのが一般的でしたが、近年はインターネットを活用して働く人が増え、「オンライン秘書サービス」という新しい形態も登場しています。チャットやWeb会議サービスなどを利用して連絡を取り合い、世界中どこにいても仕事ができるため、秘書も自宅やオフィスなど好きな場所で働きやすくなりました。
また、秘書の仕事の中でもスケジュール管理やデータ整理などはAIの得意とする分野で、今後は秘書に求められる役割が変化していくと考えられます。コミュニケーションやトラブル対処、細かな調整など人間にしかできない業務や、上司のサポートだけでなくパートナーや相談相手として踏み込んだ仕事をこなすことが求められるようになるでしょう。

この職業につくためには

秘書として働くために、必要な学歴や資格はありません。ただ、新卒採用ですぐに秘書になるケースは少なく、特に企業の役員クラスにつく秘書の場合は、事務職などで入社し、経験を積んでから秘書室に異動して秘書業務につくのが一般的です。企業の多くは採用試験で一定程度の学歴を求めており、大学・短大卒業や専門学校卒業が望まれます。
また、公益財団法人実務技能検定協会が実施する秘書検定は、多くの秘書希望者が取得を目指すものです。秘書としての知識やスキルを身につけていることを証明するものなので、より上位の級を取得しておくと採用試験などの際にアピール材料になります。