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演奏や作曲活動を通じて、音楽で人々の心を動かす仕事
ミュージシャンは、音楽を演奏したり歌を歌ったりと音楽活動を通じて自分を表現します。
ひと口にミュージシャンといっても、レコード会社と契約しているバンドやアーティスト、歌手のバックで演奏するサポートミュージシャンやスタジオミュージシャン、レストランやパーティで演奏する人などさまざまです。
いずれにしても才能があり、努力を惜しまず、人を引きつける「華」が求められる職業で、活躍するためには運をつかむことも大きな要素となります。
自由な働き方ができる一方で、ミュージシャンの仕事だけで生活できる人はほんのひと握りです。ほかの仕事で一定の収入を得ながら活動するミュージシャンが多いのが現状です。
音楽業界は、インターネットが普及したことで大きく変化しています。定額の音楽配信サービスや、スマートフォンを中心とした音楽のダウンロードサービスが定着し、CDの販売収益は減り続けています。
一方で、SNSなどを活用して自分が歌っている動画や曲を配信するチャンスが拡大し、音楽活動の裾野は広がっています。しかし、そこからメジャーデビューできる人はわずかで、デビューできたとしても人気を維持し続けなければ収入は減ってしまいます。また、ヒット曲の数や知名度、経験年数によって得られるギャラの金額にも大きな差があります。
音楽業界は実力勝負の厳しい世界ですが、いつの時代も音楽は人びとを楽しませ元気づけてきました。今後どれだけAI技術が発達しても、ミュージシャンという仕事がなくなることはないでしょう。
「こうすればミュージシャンになれる」という明確な方法はありません。
レコード会社や音楽出版社にデモ音源を送ったり、アマチュアミュージシャンが出演できるライブハウスで活動したり、コンテストやオーディションに数多く参加したり動画を配信したりして、チャンスを自分で作り出さなければなりません。
また、歌唱力や表現力の基礎は大学・短大・専門学校の音楽系、歌手養成系の学科・コースで学べますが、プロになれるかどうかは実力ととともにチャンスをつかめるかどうかにかかっているといえるでしょう。