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政治学

どんなことを学ぶの?

政治のしくみを理解し、国内外の課題に向き合う

政治学とは、国際関係、政治理論、政治思想、政治史などの知識をベースに、人々がより満足度の高い生活を送るために政治が果たすべき役割、公的機関や社会制度のあり方など、社会を動かす“政治”について広く考える学問です。過疎化や労働力不足といった地域の課題から、少子化対策、高齢化に伴う介護福祉政策、働き方改革、選挙制度改革などの国内課題、世界的危機につながりかねない戦争や紛争への対応、難民問題まで、政治学が扱うテーマは多岐にわたります。政治学は、法学部や政治経済学部の政治学科、政治経済学科、政治行政学科などで学べます。日本政治、国際政治、公共政策など、コースに分かれてさらに専門的に学ぶ大学もあります。

どんな授業や研究テーマがあるの?

1年次には、高校で学んだ政治・経済と大学で学ぶ政治学の橋渡しをする政治学入門、現代政治学などの授業で、政治学を学ぶ土台を固めます。また、4年間を通して憲法、民法、刑法、行政法、労働法、国際法などの法律の知識を身につけます。学年が上がると、地方自治論、公共政策論、行政学、政治過程論、国際政治学などの専門基礎科目で政治理論を学び、さらに日本政治史、政治思想史、国際公共政策、ジャーナリズム論などの専門科目で、実際の政治の動きを読み解く力を養います。高学年では、国際地域政治研究、日米関係論、環境政治論、ジェンダー政治論などの応用科目やゼミナールを通じて、国内外の重要な課題を深く掘り下げていきます。

卒業後の進路や今後の展望は?

世の中の動きを敏感に捉え、課題の解決方法を論理的に考える力を身につけた卒業生は、公共分野を中心に多方面で活躍しています。よりよい国づくり・まちづくりに力を注ぐ国家・地方公務員、貧困や環境問題など世界的課題の解決に取り組むNGO職員、社会教育事業などに携わるNPO職員のほか、民間企業では人々の暮らしを支えるエネルギー、情報通信、交通などのインフラ関連や銀行、保険会社など、幅広い業界で力を発揮できるでしょう。

つながりの深い高校の科目

政治・経済/日本史/世界史