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物理学

どんなことを学ぶの?

自然現象の仕組みや法則を明らかにする

物理学は、理論や実験、コンピュータシミュレーションなどさまざま方法で自然現象の仕組みや法則を明らかにしようとする学問です。自然科学系(数学、物理学、化学、生物学、地学など)、工学系(機械工学、電気工学、土木工学など)のあらゆる分野の基礎となり、私たちの暮らしを支えています。リニアモーターカーにも用いられる超伝導(金属などの電気抵抗がゼロになる現象)やレーザーなどの先端技術、新たな機能性物質(使用目的に合った機能を持つ物質)の開発なども物理学が基礎となっています。物理学が扱うのは地球上の生命・物質から宇宙まで幅広く、1つずつ謎を解き明かしていく面白さがあります。

どんな授業や研究テーマがあるの?

低学年では、物理数学や力学、電磁気学、熱力学、量子力学などの授業で、物理学を学ぶための基礎力を身に付けます。また、物理学実験の授業では実験の基本的な進め方を学びます。高学年になると統計物理学、相対論的量子力学、宇宙物理学、コンピュータシミュレーションなどの専門的な授業が始まり、物理学実験では実際の研究で行うような実践的な実験の方法を学びます。最終的には、興味のある研究分野を扱う研究室に所属し、教員の指導を受けながら卒業研究を行います。研究テーマは、地球上の生命・物質から宇宙までのあらゆる現象、人々の暮らしに役立つ機能性物質の開発などさまざまです。

卒業後の進路や今後の展望は?

生命・物質の仕組みをさまざまな方法で解き明かそうとする中で、どうすれば今向き合っている問題を解決できるかを考える力が鍛えられます。また、生命・物質の性質についての知識や実験スキルなども身に付きます。そのため、機械系、電気・電子系、化学系、医療系などの製造業からIT関連企業まで、就職先の選択肢が広がっています。中学・高校の理科教員として活躍する人や、大学院で研究を続け、研究・開発職に就く人もいます。

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