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国際学

どんなことを学ぶの?

広い視野で国際社会の課題に向き合う

国際学は、世界各国の歴史、文化、宗教、地理、政治、経済などを学んでその国の特徴を知り、戦争や民族紛争、宗教対立、貧困、自然災害など、その国が抱えるさまざまな課題の解決方法を考える学問です。国際関係史、国際文化、地球環境、国際政治、国際経済などの分野に分かれ、深く学習していきます。また、どの分野にも必要な英語、その他の言語の学習も重要です。学部名は大学によっては違いますが、国際学部、国際関係学部、国際交流学部、国際政治経済学部などの学部で国際学を学べます。学科名や授業内容まで詳しく調べて、自分が興味のある分野を学べる大学を選びましょう。

どんな授業や研究テーマがあるの?

国際学の基礎として、低学年では国際地域理解、異文化理解などの入門科目を学びます。外国語科目は多くの言語が用意され、英語ともう1言語が必修で、ほかに希望すればいくつでも学べるという大学も。4年間のうちに留学が必須という大学もあります。高学年になると、ヨーロッパ、アジアなど地域を選んで歴史、文化、政治など幅広い分野を学ぶ学部もあれば、政治、経済など分野を絞って世界全体について学ぶ学部もあります。実際に海外へ行って現地の人々の暮らしや地域の課題を肌で感じながら理解する海外ゼミなどの授業もあります。研究テーマは文化交流から安全保障政策まで、さまざまな角度からよりよい国際社会のあり方を考えます。

卒業後の進路や今後の展望は?

国際学を学んだ卒業生は、高い外国語能力や異文化理解力、国際感覚を生かし、海外で事業を展開する商社、IT関連企業、製造業や旅行会社、航空会社、ホテルなど幅広い業種で活躍しています。国境を越えて活動するNGO、国際機関や大使館などで国際的な課題解決に取り組む人、公務員として国や地域の課題解決に力を発揮する人もいます。また、中学・高校の英語教員や、その他言語の指導者、通訳や翻訳家などの専門職も目指せます。

つながりの深い高校の科目

英語/世界史/地理/政治・経済