大学・短大の学びを調べる

歯学

どんなことを学ぶの?

歯をとおして人々の健康を守る

歯学とは、歯科医師を目指す人々が学ぶ専門分野であり、歯科医院での治療や予防、歯科医療技術の研究開発に必要な知識や技術を習得することが主な目的です。歯や口腔の解剖学や生理学、病気や異常についての知識、治療法や手術技術、歯科材料の種類や選択方法、歯周病の治療や予防、口腔がんの治療など、多岐にわたる内容を扱います。授業や実習を通じて歯科用器具の取り扱いや口腔内の検査方法、虫歯や歯周病の治療方法、入れ歯や義歯の作製方法などを学び歯科医療に必要な知識や技術を習得していきます。

どんな授業や研究テーマがあるの?

まず、自然科学の基礎的なことを学びながら歯学の基礎的な研究方法を学びます。その後、口腔内の構造や器官の形態、位置関係、発生などを研究する口腔解剖学や、歯や顎の発育成長の理解や歯列の不正を治療するためのさまざまな装置や方法などについて学ぶ歯科矯正学などの知識を身につけます。また、歯学において実習は欠かせないものであるため、多くの授業で実習も行います。研究テーマとしては歯の詰め物の材料の開発や歯周病の研究などさまざまなものが行われています。

卒業後の進路や今後の展望は?

ほとんどの人が歯科医師の国家試験を受験し、歯科医師を目指します。合格後は、研修医として歯科医院などで経験を積み、独立して自ら歯科医院を経営する側に回る人も多いです。高齢社会が進んでいる日本でも80歳になっても20本の歯を保とうという「8020運動」などの取り組みもあり、今後も歯科医師の需要はあると見込まれています。

つながりの深い高校の科目

生物/化学/物理/数学/国語/英語