専門学校の学びを調べる

航空整備

どんなことを学ぶの?

航空業界で最も重要なポジションのひとつ
航空整備士の専門知識を身につける

航空整備の専門学校では、飛行機やヘリコプターのメンテナンスや修理に必要な知識や技術を学びます。人命にかかわる業種なので、正確で細かい作業が求められます。また、日々進化する航空機やエンジンについても学び、最新技術の研究にも取り組みます。
航空設備士の仕事は扱う航空機の種類(小型機orジャンボ)と整備内容により必要な資格が異なるため、自分が扱いたい航空機と必要な資格を把握しその資格を目指せる学科・コースを選択することが重要です。
また、国土交通省認定航空従事者養成指定校となっている学校では、二等航空整備士や二等航空運航整備士の資格が取得でき、一部の専門学校では、大手航空会社との産学連携により、一等航空運航整備士(B-767)の資格が在学中に取得できるコースもあります。
この分野は専門的な知識・技術の他に英語の能力も必要になるので、一般的な英会話や航空業界で使われる英語についても学びます。
修学年限は2〜4年間。

どんな授業や実習があるの?

複雑な航空機メカニズムの知識を座学と実習で備え
空港の最前線での活躍を目指す

座学の授業としては、飛行機が飛ぶ仕組みを学ぶ「航空力学」、飛ぶためのルールを学ぶ「航空法規」、飛行機の構造や材料について学ぶ「機体学」「機構学」「材料学」、プロペラやエンジンの構造、装備品について学ぶ「発動機ピストン」「発動機プロペラ」「電気・電子装備学」があります。
これらの授業で基礎的な知識を身につけた後、実習で実際に航空機の点検・整備や部品交換などを行い、技能を身につけます。ボルトやナットの接合方法、機体整備の方法を学ぶ「整備基礎」「機体実習」、電気部品や計器部品の取り扱い方法を学ぶ「電気部品実習」「計器実習」があります。
在学中に学科試験と実技試験を受け「二等航空整備士」を取得します。そして、将来的に「一等航空整備士」取得を目指します。
マーシャリング・貨物の搭降載・燃料補給・客室設備の空港業務については、目指す職業ごとに分かれて航空業務やビジネスマナー、品質管理などの講義や実習を行います。商業実務分野のエアラインでも空港業務については学びますが、工業分野では技術系(航空設備など)の実習が多くなります。

卒業後の職種・業界・目指せる資格

職種

航空整備士/マーシャラー/グランドスタッフ/エアカーゴスタッフ

業界

航空業界

目指せる資格

航空整備士(国家資格)/航空運航整備士(国家資格)

関わりの深い高校の科目

数学/物理/英語/情報