専門学校の学びを調べる
歯の構造についての基礎知識から
入れ歯やマウスピースの造形まで
歯や顔面、あごの構造について学ぶ歯の解剖学、歯科技工物の素材や加工について学ぶ歯科理工学、形や色の捉え方と表現方法を学ぶ造形美術概論、学ぶ内容は多岐にわたります。
高齢化社会を背景に需要が増加している入れ歯やスポーツ分野で使用されるマウスピースなど、学問的な知識だけでなく入れ歯や差し歯を作る細かな造形技能や美的感覚も求められます。新素材の研究・開発やコンピュータを使った歯科技工物の製作技術に対応して技術を磨くための努力も必要です。
修学年限は昼間部2年間、夜間部3年間。
基礎科目から実習まで幅広く学び
歯科技工士の国家試験取得を目指す
国家試験科目に沿ったカリキュラムが用意されており、「歯科技工管理学」「関係法規学」「口腔・顎顔面解剖学」「歯科理工学」などの基礎分野から、「有床義歯工学」「歯冠技工学」「矯正歯科技工学」「小児歯科技工学」専門分野の座学授業が設置されています。
また、設計ツールのCAD(Computer Aided Design)やCAM(Computer Aided Manufacturing)を用いた歯の彫刻、「クラスプ屈曲」「インレー(つめもの)」「クラウン(かぶせもの・差し歯)」の実習も行い、実技試験対策も行います。
学校によっては、「特別養護老人ホーム臨地実習」のボランティア実習や「歯科診療室見学実習」が行われることもあります。
歯科技工士
歯科業界
歯科技工士(国家資格)
物理/化学/生物/数学