専門学校の学びを調べる

救急救命

どんなことを学ぶの?

救急処置の方法からチーム医療まで
充実した公務員試験対策も

救急救命の専門学校では、緊急時に人々を救うために必要なスキルや知識を学びます。医学の基礎知識、身体の構造や機能、救急処置の方法はもちろん、円滑なチーム医療の進め方、救急救命士に必要となる瞬間的な判断力や体力も身につけます。また、現役の救急救命士や救命救急センター勤務の医師を招いての実践的な実習や海洋実習、救急車同乗実習といった、様々な実習に取り組みます。
また、医療法や関連法規などの基礎知識、チーム医療に必要なコミュニケーションスキル、緊張状態でも冷静に対応するためのメンタルトレーニングなども重要な要素として学びます。
救急救命士になるためにはまず消防官になることが必須のため、地方公務員試験対策の授業がカリキュラムに組み込まれていることがほとんどです。
修学年限は基本的に3年間。

どんな授業や実習があるの?

幅広い医療の専門知識とともに
実践的なトレーニングで体力づくりも

座学の授業としては、「英語」「数学」「体育」の基礎科目、「病理学」「解剖学」「生理学」「公衆衛生学」「薬理学」の専門基礎科目があり、実習の際に必要となる基礎的な知識を学びます。その後、「救急医学概論」「救急症候・病態生理学」「疾病救急医学」「外傷救急医学」「環境障害学・急性中毒学」の専門科目を学びます。
実習としては、負傷者の救急処置から搬送における基礎から応用までを学ぶ「外傷想定実習」や実際の救急車を用いた「救急搬送実習」、ライフセービングの知識と技術を学ぶ「海洋実習」がカリキュラムとして用意されています。
また消防官になるための地方公務員試験対策として、学校によっては「判断推理」「数的推理」「人文科学概論」「社会科学概論」の授業が設置されている場合もあります。

座学

救急医学概論/救急医療I・II/救急症候学/総合救急医療/疾病救急医学/外傷救急医学/心肺蘇生法/AED操作法/救急車の操作・運転技術/法律、法規の知識

実習

現場想定シミュレーション実習/救急車同乗実習/リバーレスキュー実習/救急救命処置実習/外傷処置実習/病院実習

卒業後の職種・業界・目指せる資格

職種

救急救命士

業界

医療業界

目指せる資格

救急救命士(国家資格)

関わりの深い高校の科目

生物/化学/数学/保健体育