専門学校の学びを調べる

義肢装具

どんなことを学ぶの?

全国にわずか5000人ほどしかいない
義手・義足づくりの専門家を目指す

義肢装具士は、病気や事故で手足を失った人や身体に障がいがある人のために、人工の手足や補助道具を製作する専門家です。
義肢装具の専門学校では、人体の構造や運動学、義肢装具の種類や機能、設計・製作技術など、様々な内容を学びます。実際に患者の測定や装具の製作を行う実習もあり、患者とのコミュニケーションや信頼関係を築く方法も学びます。修学年限は3〜4年間。
義肢装具の技術発展は著しく、それらを扱うことのできる高度な知識をもった義肢装具士の需要は増加しています。海外やスポーツの現場など、活躍のフィールドも年々広がりつつあります。

どんな授業や実習があるの?

人体を理解する医学的知識と
義肢装具を作る上で必要な工学知識を修得

「物理学」「心理学」「リハビリテーション体育」の基礎科目で基盤となる知識を身につけ、「解剖学」「整形外科学」「リハビリテーション工学」の専門基礎科目で義肢装具士に必要な専門的な知識を学びます。そして、「義肢学」や「装具学」の専門分野の知識修得も目指します。
実習としては、義手・義足や下肢装具、靴型装具の製作を数週間行うほか、実際の義肢装具製作施設や医療機関での臨床実習も行います。特別実習として、CAD・CAMの操作方法、パラスポーツに特化した義肢装具、人体用シリコンを用いた人工ボディを制作する学校もあります。

座学

物理学/リハビリテーション工学/解剖学/運動学/義肢装具学/義肢装具設計/倫理学/医療法規/コンピュータ支援設計

実習

測定実習/装具製作実習/装具試着・調整実習/義肢歩行実習/義肢操作実習/義肢メンテナンス実習/患者ケア実習

卒業後の職種・業界・目指せる資格

職種

義肢装具士

業界

医療業界/福祉業界/介護業界

目指せる資格

義肢装具士(国家資格)

関わりの深い高校の科目

生物/化学/物理/数学/保健体育/倫理