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客と信頼関係を築き、最適な商品やサービスを提案して販売する仕事
営業とは、客に商品やサービスを提案し販売する仕事で、あらゆる業界で欠かせない存在です。
似たような職種に販売がありますが、目的を達成するまでの経緯に違いがあります。営業は客のニーズをヒアリングし、それぞれに最適な商品を見極めて販売します。一方販売は、ある程度商品に関心をもって店舗に来た人に対して接客を行います。
営業は相手の都合に合わせなければならないため、社外で働くことが多く、定時を過ぎてしまうことも少なくありません。直行直帰などもあって柔軟な働き方ができる一方、上手にスケジュールを組まないと残業が増えてしまうこともあります。
営業ノルマや飛び込み営業などを負担に感じる人もいますが、客の反応を直に見られたり、仕事の成果がわかりやすかったりと、大きなやりがいを感じられる仕事です。
消費者がインターネットなどを通じてモノやサービスに関する情報を簡単に入手できる時代になり、営業に携わる人は減少傾向にあるといわれています。
しかし、一人ひとりの客に寄り添って課題を聞き取り、それを自社製品で解決するこまやかな営業や、客自身もまだ気付いていない課題を発見し、その解決に向けてモノやサービスを提案する営業など、より高度な営業活動は今後も需要があるでしょう。
また、成功した営業のパターンを蓄積し、「この客にはこのタイミングでこのアクションを起こすべき」といった営業戦略を立てるAIなど、営業支援ツールも進化しています。「AIが営業職をなくしてしまう」という意見も聞かれますが、実際には営業とAIが手を組み、レベルアップしながら今後も存続していくでしょう。
営業という仕事につくために、必要な学歴や資格はありません。しかし、大手企業では大卒者を中心に採用する傾向があります。また、業界によっては専攻した学問が役に立つこともあります。例えば、製薬会社の営業なら薬学の知識、コンピュータやシステム関係の営業なら理工学系の専門知識、国際的に事業を展開する企業なら語学力が求められます。
営業職からのキャリアアップの可能性は幅広く、業種や職種、立場に関わらず「元営業」という人はたくさんいます。同じ会社の管理職や企画・商品開発など別の部署で活躍したり、他業種へ転職したり、独立・起業したり、営業で培ったさまざまな人脈やコミュニケーション能力を活かして新たな道を切り開いていけるでしょう。