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電気・電子・通信工学

どんなことを学ぶの?

未来の社会基盤を支える知識・技術を学ぶ

電気・電子・通信工学は、高度情報化社会を生きる私たちの暮らしを支え、今後さらなる発展が期待される学問です。エネルギーとしての電気の効率的な活用を考える「電気分野」、家電製品から医療機器までさまざまな電子機器について学ぶ「電子分野」、パソコンやスマートフォン、タブレット端末などをつなぐ情報通信技術について学ぶ「通信分野」に大きく分かれます。理工学部や工学部に設置されている電気電子通信工学科などで、電気分野、電子分野、通信分野のコース・専攻に分かれて学ぶ大学もあれば、電気工学科、電子工学科、情報通信工学科など、分野ごとに学科が分かれている大学もあります。

どんな授業や研究テーマがあるの?

初めに、微分積分学や線形代数学のほか、電磁気学や電子回路、プログラミング入門、物理学実験や化学実験などの授業で、大学での学習の基礎を固めます。学年が上がるとコース・専攻に分かれる大学もあり、徐々に専門知識・技術を高めていきます。エネルギー工学、半導体工学、電磁波工学、通信ネットワーク工学などの専門科目、高度な実験に取り組む電気電子通信工学実験や、電気法規や電波法規など関連する法律を学ぶ授業もあります。高学年になると研究室に所属してさらに学びを深め、4年次には卒業研究を行います。研究対象はDX、6G(第6世代移動通信システム)、再生可能エネルギー、先端医療機器など、多岐にわたります。

卒業後の進路や今後の展望は?

電気・電子・通信工学の幅広い知識をベースにそれぞれの分野の専門知識・技術を身に付けた卒業生は、さまざまな業界で必要とされています。家電製品・自動車・航空機・通信機器・医療機器などの製造業、電力・ガス・鉄道・航空・物流などのインフラ関連企業、情報通信業を中心に開発職、技術職として活躍しています。大学院へ進み、さらに高度な専門知識・技術を身に付けた後に社会に出る人もいます。

つながりの深い高校の科目

物理/数学/情報/化学