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教育学

どんなことを学ぶの?

教育の本質、現代の教育が抱える課題を考える

教育学は、学校教育、家庭教育、生涯学習、企業内の人材教育など、年齢や環境を問わず、人が成長し、社会の一員として生きるなかでずっと続いていく学びを研究対象として、教育の本質を考える学問です。教育学では人間と社会の関わりに目を向ける必要があり、社会学や心理学など、ほかの学問分野とも大きな関連があります。いつの時代も変わらない教育の本質とともに、多様化する生き方や考え方を認め合い、それぞれに合った教育のあり方を考えていく必要もあるでしょう。学校教育だけを見ても、保護者の学校への関わり方、不登校やいじめなど多くの課題があります。これらの課題の原因を追究し、解決法を見出すことも教育学の大切な役割です。

どんな授業や研究テーマがあるの?

教育学概論、教育史、教育制度などの授業で教育学を学ぶための基礎知識を身につけたうえで、幼児教育、学校教育、高等教育、障害児教育、キャリア教育、生涯学習などさまざまな教育の理論を学んでいきます。コロナ禍での学校運営、コミュニティスクール、アクティブラーニングなど具体的なテーマについて調査し、発表、議論する演習形式の授業や、自然体験活動を通して野外教育の方法を学ぶ実習形式の授業など、実践的に学ぶ環境も用意されています。4年次には、興味を持ったテーマについて卒業論文にまとめます。研究テーマは、「読書が人生に与える影響」「外国人児童生徒の現状」「地域間の学力格差」「ICTの教育への活用」などさまざまです。

卒業後の進路や今後の展望は?

教育のさまざまな分野を学び、広い視野を身につけた卒業生の多くは、教育に関わる仕事に就いています。小・中・高校の教員、教育委員会の社会教育主事、市役所や区役所の生涯教育支援部門などで活躍しています。教科書や参考書、図鑑などを扱う出版社、知育玩具メーカー、eラーニングシステムやプログラミング教材の制作会社、塾や予備校、その他の業界の人材教育部門など、幅広い業界で教育学の学びを生かせるでしょう。

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